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半年間のタイミング療法から体外受精へジャンプアップしました ~ 不妊専門病院デビューから卒業まで。


by yumecame
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今後のブログお知らせ

本日をもって、一旦こちらのブログをお休みします。

また数年後に第2子の治療で再開するかもしれませんが

明日より以前からのブログ

「ユメミルカメラ。」
http://biroism.exblog.jp/

へ戻ることとします。

今まで読んでくださり、またコメントやメール、直接励ましてくださった

方々へは、心の底から感謝します。

そしてこのブログによって嫌な思いをしてしまった方がいたら

大変申し訳なく思います。

自分も治療中 テレビで芸能人のおめでたニュースが流れる度に

傷ついたりすることがあったので

気持ちはわかるつもりです。。。

その気持ちは素直に自然な感情と受け入れて

「人は人!自分は自分!」で割り切っていきましょう!!

また、不妊治療の保険適用に関する運動も

微力ながら応援していきます。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。


最後の最後に、

私に赤ちゃんを授けてくださった美馬博史医師をはじめ

美馬病院のスタッフの皆さん

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今、先生は病気と闘っています。

深刻な問題で 病院も休院となっています。

先生自身の命を削ってまで、授けてくださったこの命を

私はしっかりと守り抜こうと思います。

本当に本当にありがとうございました!!!
# by yumecame | 2012-04-16 21:32 | 体外受精

おわりに

昨年の8月末に初めて不妊専門病院デビューをした。

生理の終わったちょうど1週間くらいで

時期的には「卵管造影検査」が適用され

緊張だった初日にその検査を行った。

すごく痛くて痛くて

内診台の上で過呼吸や震え、発汗・しびれなどのショック症状が起きた。

心の中で

「もうほんとにやだ」と思いつつ

当時の看護師さんが手厚く最後まで付き添ってくれた。

検査結果は

結論から「自然に妊娠することは難しい。体外受精を考えてください。」

と言われた。

その後のフーナーテスト(精子と卵子の相性を検査する)も

問題なく

クラミジア検査で「過去に感染して放置していた(自然治癒)」結果がでて

結果はやはり

「フーナーでも問題ないのに妊娠できないということは
 過去のクラミジア感染による癒着で卵管閉塞による不妊か
 おそらくピックアップ障害でしょう。」

とのことだった。


・・・どの検査をしてもやっぱり体外受精しかないという結論にたどり着く。

別室で体外受精の説明を聞いた。

泣かないつもりが 看護師さんの「ひとりで頑張らないで」という言葉に

大号泣したのを思い出す。

本当なら、仕事を辞め10月から体外受精に踏み切るつもりだった。

だけど、仕事は辞めたが 心の中で踏ん切りがつかなかった。

人工授精は私には意味がない、かえって卵巣に負担をかけるだけだと

言われていたので手をださなかったが

気持ちの整理がつくまで

タイミング療法(薬などでコンディションを整えながら卵胞の大きさをチェックし
医師の指示で性交すること)

で様子をみた。

期待しないよう、とは言い聞かせながらも

毎月訪れる生理。

トイレで出血したのをみると、まるで流産でもしちゃったかのような

絶望感。

「あと、もう一カ月だけ・・・」

そうしているうちに里帰りして帰ってきている妹は臨月を迎えた。

健診のためなぜか産婦人科へ私が付き添う。

初めは妊婦さんをみるのが辛かったが

妹のお陰ですぐ慣れた。

年明けの1月、誕生日がすぎてタイミング陰性のお知らせがきた。

「もう、やるしかない。」

すぐに思い立ち病院に連絡した。

「明日きてください」ということで翌日から体外受精の治療に入った。

1日3回の点鼻薬で排卵するのを抑え、

卵巣刺激と複数の卵子をつくるため10日間HMG注射を連日打つ。

HMGで卵胞は18mm以上になったのを内診で確認後

翌日の夜にHCG注射を打ってもらった。

これを打ったらいよいよ2日後に採卵手術がはじまる。

体外受精治療をはじめてから、はじめて泣いた夜。

それが「採卵の前夜」だった。

採卵前まではまだ実感、、というか「まだ先のこと」だった。

だけどいよいよ採卵がはじまったら

「これが、私の最後の望み」だった。

・・・・だめだったら、もう子供は望めないんだ。もうチャンスはないんだ。

そんなことを思ってしまい、胸が押しつぶされそうだった。

この日だけは妹といえども妊婦をみるのも

甥や姪をみるのも嫌だった。

そして、そんな自分も嫌だった。

お金も散々払った。

預金通帳もみるみる残高が減っていった。

採卵日当日。前日に泣いたこともあって

意外と穏やかな自分がいた。


無事に7個の卵子を取り出してもらい

うち顕微授精で3つ、体外受精で2つの受精卵ができた。

採卵による卵巣の腫れがなかったため

そのまま体外受精の新鮮胚を移植することになった。

移植は感動的だった。

モニターをみながら、自分の中にたまごがスイッと入った、あの瞬間。

体外受精だからこそみれる、生命誕生の瞬間。

目が涙でいっぱいでちゃんとはっきりみえなかったけど

-----------「がんばろう」------------

そう思った。


そしてその移植の翌日の早朝、妹の第2子が誕生した。

「きっと私も大丈夫」

10日後の判定の日。

前日フライングで市販の検査薬で試してしまい、うっすら陽性がみえた。

全く眠れなかった、夜中3時半頃だった。

「うそ・・・まさか・・・ね」

そう思う自分と、すっごくすっごく期待してしまう自分と

ざわつきながら判定のため受診。

尿検査と血液検査で

先生から「おめでとう!!!妊娠してるよ」

「ありがとうございます!!!!」

はじめて病院で笑顔でいられた。

実感はまだでないいけど、私妊娠したんだ!

嬉しくて嬉しくて、言葉にできない・・・・ほんと、こんな感じ。

旦那さんとごく親しい人にだけ報告した。

泣いて一緒に喜んでくれた人もいた。

ありがたかった。

不妊治療をしていたことは隠してなかった。

不妊治療は特別なことでないということと、何気ない会話の中で

傷ついたり歪んでしまう自分が嫌だったから

はじめから必要な時には伝えていた。

だから妊娠報告もしやすかった。

それからも約1ヶ月半 妊娠継続のためのホルモン補充のために

毎日注射に通い、すっかり病院はまるで自分の第2の家のように

なっていた。

おしりが注射でボコボコになったり

たまにある出血に悩まされながらも

妊娠できた喜びの方が当り前だけど勝っていた。

現在妊娠14週3日、もうすぐしたら5ヶ月目に入る。

エコーでお腹にいる赤ちゃんをみる度、まぶしい。

かわいくて、愛おしくて、まぶしい。

・・・・・たまに思う。

自分は本当に不妊だったのか。

でも、体外受精に踏み切ったからこそ

できた赤ちゃん。

精神も体力もお金もたくさんつかったけど

このお腹には命が確かに宿っている。



不妊で悩んでいる人に、伝えたい。

どんなに頑張っても、どんなに信じても叶わないことはある。

頑張ることと、妊娠できることとはこの不妊の治療には比例しない。

だけど、やってみなきゃできないことはある。

妊娠には「年齢」という制限がついている。

1日でも早い方が絶対良い。

だけど、自分なりのタイミングもある。

私は体外受精に踏み切るまでに4カ月かかった。

だけどこの4カ月は無駄だとは思わない。

だから、自分の思ったタイミングで始めてみるといいと思う。

心配なのは、お金。

病院は患者のお金の負担のことに気を遣わず色んな検査をする。

私もあっという間にキャッシュカードの限度額を超えた。

しいていうなら2度の受診で超えた。

だけど 今しかできないことだから躊躇はなかった。

結果、私は妊娠することができた。

体外受精はたくさん超えなければいけない壁がある。

注射に耐えられるか。

卵子は何個もつくれるか。

採卵で卵子がとれるか。

移植できるか。

そして・・・・着床できるか。

妊娠継続できるか・・・。

こんな弱い私が耐えられたのは

「人は人。自分は自分。だめになってもこれもまた人生。」

とずっと思い続けていたから。

だから、体外受精を思いとどまっている人がいたら

「1度きりの人生、やるしかないじゃん!?」


そう強く言いたい。

子供がいる生活だけが人生ではない。

いなかったらいる以上の幸せをみつけたらいい。

大丈夫!!!あなたなら乗り越えられるよ!!!!
# by yumecame | 2012-04-16 21:24 | こころと体の状態。
プロゲ注射の通院もなくなったことで

1週間ぶりに診察へ行きました。

生命の恩人美馬先生はまだ復帰できず会えないということは

もうわかっていたのですが

今日診察してくださった先生から

「もうここでは不妊治療はしない」

という事実を聞きました。

4月(明日)から休院で、再開のめどはたってないそうです。

もし再開できたとしても

不妊治療は行わないのだそうです。


内心

「私、ほんとにギリギリだったんだ」と思いました。

だけど・・・

もちろん、この子を授けてくださった先生のことは

心から心配です。

移植後の診察で ホルモン値が低すぎて不安で倒れそうだった私に

「大丈夫ですよ。大丈夫。一緒にがんばろう!」

と声掛けてくださいました。

その2.3日後、先生の入院を張り紙で知りました。

「一緒にがんばろう」って、

先生も大変だったんだ、先生に対する言葉でもあったのだと

思いました。

その生命の恩人の先生の復帰が難しいということ。

本当に心配です。

だけども

今まで体外受精(顕微授精)の準備をすすめてきている

他の患者さんは、どうなるんだろう。

世界でもトップクラスの病院で

これまで保険のきかない高額医療費を支払い

結果がみえない辛い治療でも

最後の砦とここの病院を決死の思いで選んで、信じて、通ってきた。

それが、

明日から、

場所がない。

難民だ。

だけど先生を恨んでるわけでない。

きっと、みんな、自分たちを責めてる。

「yumecameさんは、本当にタイミングが良かったですね」

と今回の先生はいってくれたけど

なんだか「ほんとに、よかった」なんて思えなかった。

治療途中段階の他の人のことが気になって

仕方なかった。

他人事に思えないのは、きっと同じ痛みをわかってるからだろう。

それから

現在凍結中の胚については

一斉にA山記念病院へ移送されるとのことです。

家に帰って<胚の凍結保存に関する同意書>を確認すると

~当院がやむを得ず閉院された場合、凍結胚が破棄されます。
(希望により他施設に移す事が可能、但し移動は各人の責任とします。)~

と記載されてありました。

それでも、きちんとA山記念病院へ引き継いでくれたのは

ありがたいですが・・・・・

これの同意をしたのが先月で、まさかこんなことになるとは思ってもみないですよね(>_<)

・・そんなこんなで

私の卒業も感動も何もなく、あわただしく、そして

複雑な思いを抱えたままの卒業となりました。

(・・・私らしいやね。)


病院が大変なことになっている(;_;)/~~~_a0252865_122196.jpg


本当に本当にお世話になりました!

ありがとうございました!!

先生。。。お元気で!!

(;_;)/~~~
# by yumecame | 2012-03-31 12:05 | 体外受精
1週間ぶりの更新となってしまいましたが・・・

・・・・・・

つわりが・・・ひどい・・(;_;)/~~~

パソコンを触る気もでないほどです。

ほんとは今もなんですが。。(泣)

午前はいいです。

問題は15時半頃からです。

吐くことはないんですが

胸やけがひどく何にも手がつけられなくなります。

外出中だと立っていられない、

誰かとあってても 話せなくなります(;_;)/~~~

かといって家にいると、

胸やけのことばかりに神経が集中してしまい

とっても辛いです。

お腹をさすって

(赤ちゃん・・・一緒にがんばるよ~(;_;)/~~~)

なんて呪文を唱えるんですが

本当に15時半から就寝前まで続きます。

旦那さんがいる時間帯丸ごとなので

仕事から帰ってきて 嫁がテンション低くて

夕食時も隣りで真っ暗になってるので

ホントに申し訳ないです(;_;)/~~~

なんとかDoleのフルーツ缶を食べてしのいでいます。


今日から4カ月(12週目)に入りました。

はやくつわりの時期が過ぎないかな。。。

だけど「妊娠できない」といわれた時に比べたら

本当にありがたい悩みなんだよね。。。
# by yumecame | 2012-03-30 00:23 | こころと体の状態。

11w0d  診察

まずは血液検査ですが

心配していたP4値は「38.44」!!上昇☆

がしかし安心していたHCGが「82171」とダウン!

なんでやねん・・・と思いつつも

先生はそれに触れることなく

「もう来週お手紙(紹介状)かきますね!注射も今日1週間分のドン!と打って
 薬はすべて中止しましょう☆大丈夫ですよ(^^♪」

とニコニコさわやかに言われました。

(今日もハキハキとした若い先生でした。)

そしてお待ちかねの内診。

まずは先週のから
11w0d  診察_a0252865_1928068.jpg

(10w0d)



そして今日の様子
11w0d  診察_a0252865_19283155.jpg

(11w0d)

よくわからないけど、確実に大きくなってる!!

だがしかぁ~し!!
自分の方とカーテン越しから先生の方とそれぞれにモニターがついているんですが

なんと自分の方のモニターの電源がきれていて

みれなかったという(;_;)/~~~

なぜ一言

「モニター映ってない」

と言えなかった、自分!!!

どこまで遠慮、いや、小心なんだ(;_;)/~~~

なので、

内診が終わった後のこの超音波写真で確認したまで。(はぁ~。)

案の定 内診台から降りて

ズボンを個室ではいている最中

カーテン越しから看護師さんの声で

「あれ!!モニター映ってなかった!」と

聞こえてきた。

(やっぱり言えば良かった・・)とまた思った。

まぁいいさ、順調というだけで

満足なのさ!


・・・・ということで

なんとまぁ、念願の

膣座薬等中止と注射通い終了と産科デビューが

一気にきました(@^^)/~~~

風邪もなおるね、こりゃ☆

話は変わって、入院中の先生は当分まだこられないそうで

待ちあい室に

「4月より休診します」という内容の張り紙がありました。

転院する前に

会って心からお礼を言いたかったけど

それは叶いそうにないです。

先生、たくさんの人の夢を叶えてくださったんだから

先生も頑張って。。。

そして、これから体外受精をはじめようとして待ってる人が

たくさんいるから。。。
# by yumecame | 2012-03-23 19:40 | 妊娠経過