半年間のタイミング療法から体外受精へジャンプアップしました ~ 不妊専門病院デビューから卒業まで。


by yumecame
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おわりに

昨年の8月末に初めて不妊専門病院デビューをした。

生理の終わったちょうど1週間くらいで

時期的には「卵管造影検査」が適用され

緊張だった初日にその検査を行った。

すごく痛くて痛くて

内診台の上で過呼吸や震え、発汗・しびれなどのショック症状が起きた。

心の中で

「もうほんとにやだ」と思いつつ

当時の看護師さんが手厚く最後まで付き添ってくれた。

検査結果は

結論から「自然に妊娠することは難しい。体外受精を考えてください。」

と言われた。

その後のフーナーテスト(精子と卵子の相性を検査する)も

問題なく

クラミジア検査で「過去に感染して放置していた(自然治癒)」結果がでて

結果はやはり

「フーナーでも問題ないのに妊娠できないということは
 過去のクラミジア感染による癒着で卵管閉塞による不妊か
 おそらくピックアップ障害でしょう。」

とのことだった。


・・・どの検査をしてもやっぱり体外受精しかないという結論にたどり着く。

別室で体外受精の説明を聞いた。

泣かないつもりが 看護師さんの「ひとりで頑張らないで」という言葉に

大号泣したのを思い出す。

本当なら、仕事を辞め10月から体外受精に踏み切るつもりだった。

だけど、仕事は辞めたが 心の中で踏ん切りがつかなかった。

人工授精は私には意味がない、かえって卵巣に負担をかけるだけだと

言われていたので手をださなかったが

気持ちの整理がつくまで

タイミング療法(薬などでコンディションを整えながら卵胞の大きさをチェックし
医師の指示で性交すること)

で様子をみた。

期待しないよう、とは言い聞かせながらも

毎月訪れる生理。

トイレで出血したのをみると、まるで流産でもしちゃったかのような

絶望感。

「あと、もう一カ月だけ・・・」

そうしているうちに里帰りして帰ってきている妹は臨月を迎えた。

健診のためなぜか産婦人科へ私が付き添う。

初めは妊婦さんをみるのが辛かったが

妹のお陰ですぐ慣れた。

年明けの1月、誕生日がすぎてタイミング陰性のお知らせがきた。

「もう、やるしかない。」

すぐに思い立ち病院に連絡した。

「明日きてください」ということで翌日から体外受精の治療に入った。

1日3回の点鼻薬で排卵するのを抑え、

卵巣刺激と複数の卵子をつくるため10日間HMG注射を連日打つ。

HMGで卵胞は18mm以上になったのを内診で確認後

翌日の夜にHCG注射を打ってもらった。

これを打ったらいよいよ2日後に採卵手術がはじまる。

体外受精治療をはじめてから、はじめて泣いた夜。

それが「採卵の前夜」だった。

採卵前まではまだ実感、、というか「まだ先のこと」だった。

だけどいよいよ採卵がはじまったら

「これが、私の最後の望み」だった。

・・・・だめだったら、もう子供は望めないんだ。もうチャンスはないんだ。

そんなことを思ってしまい、胸が押しつぶされそうだった。

この日だけは妹といえども妊婦をみるのも

甥や姪をみるのも嫌だった。

そして、そんな自分も嫌だった。

お金も散々払った。

預金通帳もみるみる残高が減っていった。

採卵日当日。前日に泣いたこともあって

意外と穏やかな自分がいた。


無事に7個の卵子を取り出してもらい

うち顕微授精で3つ、体外受精で2つの受精卵ができた。

採卵による卵巣の腫れがなかったため

そのまま体外受精の新鮮胚を移植することになった。

移植は感動的だった。

モニターをみながら、自分の中にたまごがスイッと入った、あの瞬間。

体外受精だからこそみれる、生命誕生の瞬間。

目が涙でいっぱいでちゃんとはっきりみえなかったけど

-----------「がんばろう」------------

そう思った。


そしてその移植の翌日の早朝、妹の第2子が誕生した。

「きっと私も大丈夫」

10日後の判定の日。

前日フライングで市販の検査薬で試してしまい、うっすら陽性がみえた。

全く眠れなかった、夜中3時半頃だった。

「うそ・・・まさか・・・ね」

そう思う自分と、すっごくすっごく期待してしまう自分と

ざわつきながら判定のため受診。

尿検査と血液検査で

先生から「おめでとう!!!妊娠してるよ」

「ありがとうございます!!!!」

はじめて病院で笑顔でいられた。

実感はまだでないいけど、私妊娠したんだ!

嬉しくて嬉しくて、言葉にできない・・・・ほんと、こんな感じ。

旦那さんとごく親しい人にだけ報告した。

泣いて一緒に喜んでくれた人もいた。

ありがたかった。

不妊治療をしていたことは隠してなかった。

不妊治療は特別なことでないということと、何気ない会話の中で

傷ついたり歪んでしまう自分が嫌だったから

はじめから必要な時には伝えていた。

だから妊娠報告もしやすかった。

それからも約1ヶ月半 妊娠継続のためのホルモン補充のために

毎日注射に通い、すっかり病院はまるで自分の第2の家のように

なっていた。

おしりが注射でボコボコになったり

たまにある出血に悩まされながらも

妊娠できた喜びの方が当り前だけど勝っていた。

現在妊娠14週3日、もうすぐしたら5ヶ月目に入る。

エコーでお腹にいる赤ちゃんをみる度、まぶしい。

かわいくて、愛おしくて、まぶしい。

・・・・・たまに思う。

自分は本当に不妊だったのか。

でも、体外受精に踏み切ったからこそ

できた赤ちゃん。

精神も体力もお金もたくさんつかったけど

このお腹には命が確かに宿っている。



不妊で悩んでいる人に、伝えたい。

どんなに頑張っても、どんなに信じても叶わないことはある。

頑張ることと、妊娠できることとはこの不妊の治療には比例しない。

だけど、やってみなきゃできないことはある。

妊娠には「年齢」という制限がついている。

1日でも早い方が絶対良い。

だけど、自分なりのタイミングもある。

私は体外受精に踏み切るまでに4カ月かかった。

だけどこの4カ月は無駄だとは思わない。

だから、自分の思ったタイミングで始めてみるといいと思う。

心配なのは、お金。

病院は患者のお金の負担のことに気を遣わず色んな検査をする。

私もあっという間にキャッシュカードの限度額を超えた。

しいていうなら2度の受診で超えた。

だけど 今しかできないことだから躊躇はなかった。

結果、私は妊娠することができた。

体外受精はたくさん超えなければいけない壁がある。

注射に耐えられるか。

卵子は何個もつくれるか。

採卵で卵子がとれるか。

移植できるか。

そして・・・・着床できるか。

妊娠継続できるか・・・。

こんな弱い私が耐えられたのは

「人は人。自分は自分。だめになってもこれもまた人生。」

とずっと思い続けていたから。

だから、体外受精を思いとどまっている人がいたら

「1度きりの人生、やるしかないじゃん!?」


そう強く言いたい。

子供がいる生活だけが人生ではない。

いなかったらいる以上の幸せをみつけたらいい。

大丈夫!!!あなたなら乗り越えられるよ!!!!
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by yumecame | 2012-04-16 21:24 | こころと体の状態。